Zaifコイン積立とはどんなサービス?利用メリットとやり方を解説
2020年3月、代表的な仮想通貨であるビットコインの価格は急落し、2021年6月に高水準をつけました。
以降、取引所が保有するビットコインの数は減少し、2021年11月には3年ぶりの低水準まで下がりました。
その後、2021年11月10日には、過去最高値の約770万円を記録。
同時期に、別の仮想通貨も高騰し、仮想通貨全体で市場評価額が年初から4倍の3兆ドルと大台を突破をしました。
このように、仮想通貨は今後まだまだ成長する可能性を秘めている金融商品です。その一方で、価格は常に不安定で、いつ暴落するかわからないというリスクも秘めています。
もしもビットコインへ全財産を投資し、失敗すると、1ヶ月と待たずに大事な資産が半分以下にまで溶けてしまう恐れがあります。
では、どうすればリスクを減らし、効率よく仮想通貨投資による収益を狙えるのでしょう?
仮想通貨に限らず、投資で成功するためにはリスクを分散する必要があります。
リスクを分散すると、たとえ思惑が外れたとしても、被害を最小限に抑えることができるからです。
大手仮想通貨取引所のZaifが提供しているコイン積立とは、そんな仮想通貨の分散投資をしたいという人にほどオススメのサービスです。
\Zaifのコイン積立※はここから/
※2021年12月現在、ザイフのコイン積立はサービス停止中です。
Zaifのコイン積立とは?
Zaifとは仮想通貨取引所の一つであり、コイン積立はそんなZaifが提供する積立サービスのことです。
Zaifのコイン積立を利用すると、毎月決まった金額が口座から自動で引き落とされ、希望している金額分の仮想通貨を買い付け、積み立てることができます。
コイン積立のサービスを利用すると、いちいち取引所に資金を移動し、手動でビットコインなどの仮想通貨を購入する手間をかけずに仮想通貨投資を始めることができます。
なにより、いきなり全額投資をするわけではないため、時間を分けて効率よくリスクを分散することができます。Zaifのコイン積立は、投資初心者にほどオススメの投資サービスなのです。
※2021年12月現在、ザイフのコイン積立はサービス停止中です。
コイン積立のスケジュール
コイン積立のサービスを始める場合、まず毎月の8日から10日までの間に翌月分の積立申込を行います。この日が翌月分の積立金額の設定変更の締め切り日となります。
8日から10日までの間に申込を済ませることで、当月の27日に翌月分の投資金額がユーザーの銀行口座から自動引き落としされます。
引き落とされたお金は一旦プールされます。そのお金を分散し、翌月の10日から翌々月の9日までの間において、日毎に自動買い付けを行います。
このような流れでコイン積立が行われますので、だいたい一ヶ月前までに投資計画を練っておきましょう。コイン積立では、その時の相場の状況に合わせて投資計画の変更もできますので、弱気相場だから買いを控える、強気相場だから買いを強めるなど、状況に応じて臨機応変に対応することも可能です。
コイン積立にかかる手数料と最低金額は?
コイン積立は最大で100万円まで設定可能です。
最低金額が1000円以上となりますので、必ず1000円以上の投資資金を用意しておいてください。
そして手数料についてですが、積立金額によってそれぞれ手数料が異なります。手数料は次のようになります。
積立金額 | 手数料 |
---|---|
1000円から2000円 | 一律100円 |
3000円から9000円 | 3.5% |
1万円から2万9000円 | 2.5% |
3万円から4万9000円 | 2.0% |
5万円以上 | 1.5% |
コイン積立は1000円単位で、最低金額は1000円以上なのですが、積立金額が2000円以下だと手数料が高くなってしまいます。
その一方で、5万円以上だと手数料がもっとも安くなります。
余計な出費を抑えたいのであれば、積立金額は高めに設定した方が良いかもしれません。
Zaifのコイン積立の始め方
Zaifのコイン積立のサービスは、Zaifの口座を持っている人ならば誰でも始められます。Zaifの口座は開設するだけなら無料で行えます。
一旦Zaifの口座を開設することができたら、銀行印などは特に不要で、すべてオンライン上で申し込むことが可能です。
アカウント作成後の手続きというと、本人確認の作業と、積立用の銀行口座の登録の手続きぐらいです。コイン積立の設定ページより、コイン積立の申込手続きを行った後、口座登録をすることで、積立のサービスを受けられます。
口座登録が完了すると、定期的に自動引き落としが行われ、事前に定めた計画通りに仮想通貨の買い付けが始まります。
ただし、銀行の種類によってはコイン積立の口座登録ができない恐れがあります。事前に使用している銀行口座が利用できるのか、確認しておきましょう。
引き落としはいつから始まるのか?
コイン積立の口座登録が完了した場合、いつ引き落としが始まるのでしょう?
引き落としの時期は毎月27日となります。
27日に引き落とされたお金は一旦プールされ、翌月の10日から翌々月の9日までの期間においてプールされたお金から買い付けを行います。
コイン積立はいつ解約できるのか?
ビットコインに限らず、仮想通貨はどれも価格が不安定です。それだけに、時と場合によっては突然の相場の急変に対して投資計画を見直すこともあるでしょう。そのような時、一旦コイン積立を解約するべきなのですが、いつ解約できるのでしょう?
解約そのものはいつでも行えます。
コイン積立の解約ページにアクセスすることで、解約の作業が行えます。そのため、早急に解約したい時は、すぐにZaifにアクセスし、解約の手続きを行ってください。
ただし、既に引き落とされている分は、積立の中止ということはできません。
コイン積立が取り扱っている仮想通貨の種類は?
仮想通貨といってもビットコインだけではありません。他にも色々あります。Zaifのコイン積立はビットコイン以外にも対応しているのでしょうか?
Zaifではコイン積立をするにあたり、ビットコイン以外にもMONA(モナーコイン)やXEM(ネム)、そしてETH(イーサリアム)などがあります。(2018年3月28日時点)
今後、順次取り扱い仮想通貨が増える可能性もあります。
Zaifのコイン積立のメリットとデメリットとは?
コイン積立というのは、簡単にまとめると自動的に仮想通貨を定期的に買い付けるサービスです。一見すると、自動的に仮想通貨を購入することになるため、自分でいちいち仮想通貨を買う手間が省けるというメリットがあるように思われます。
デメリットといったら、投資が始まるまで時間がかかる、相場の急変に対応できないなどの短所が挙げられます。
仮想通貨は他の金融商品と比べ、価格が不安定です。そのため、一見すると定期的に購入するよりも、自分の判断で購入した方が良さそうに感じられます。
特に、ビットコインの価格が高騰しているような場面においては、悠長に積立投資などやっている場合ではありません。一刻も早く投資をしたいことでしょう。
コイン積立は、そのような感情的になりやすい場面ほど実は真価を発揮するサービスです。
コイン積立の最大のメリットとは、ドル・コスト平均法を用いた投資ができる点にあります。
ドル・コスト平均法とは?
ビットコインに限らず、あらゆる金融商品の価格は常に変動しています。そして、常に値上がりする金融商品などありません。値上がりすることもあれば、値下がりすることもあります。
ドル・コスト平均法とは、このような価格が変動する金融商品を定期的に数量ずつ購入するという投資手法のことです。
ポイントは、一度に大量に購入するのではなく、時間を分けて部分的に購入することにあります。
ドル・コスト平均法を用いると、暴落したような時でさえも、利益を得るチャンスに変えることができるのです。
ドル・コスト平均法を用いた場合
ドル・コスト平均法を用いると、価格が急落した時に平均取得価格を下げることができます。そのため、価格が急落し、そして元に戻るだけでも、平均取得価格が下がった分、利益を得ることができます。
例えば、2018年2月のビットコインの価格をモデルにドル・コスト平均法を使用するとします。この時期、ビットコインの価格は急落と高騰を繰り返しており、相場の流れはプロでも読み辛い状況にありました。
2018年2月の1週目のビットコインの価格は90万円でした。2週目は110万円、3週目は100万円、4週目は110万円とおおよそですが推移していました。
この時、元手80万円の日本円を20万円ずつ、1週間に一度のペースで投資をした場合、結果はどうなるのでしょう?
一週目に投資した金額20万円は、二週目の値上がりでだいたい24万円まで上昇します。この時、追加で20万円投資をすると、仮想通貨の資産は44万円となります。
二週目から三週目にかけてビットコインの価格は急落したため、三週目の時点において保有する仮想通貨の資産は約39万6000円まで値下がりします。この状態で20万円を追加すると、仮想通貨の資産は59万6000円となります。
三週目から四週目にかけて、ビットコインの価格は値上がりしました。そのため、保有する仮想通貨の資産は約65万5600円まで値上がりします。この時、さらに20万円追加すると、仮想通貨の資産は85万円5600円となります。
2018年2月といえば、2017年の強気相場とはうって変わり、方向性が全く見えない相場でした。しかし、大雑把なシミュレーションではありますが、ドル・コスト平均を用いれば、しっかりと利益を出せることが見て取れます。
ビットコインの相場は非常に荒れやすいです。時には目の前の急落や高騰に惑わされ、判断を鈍らせてしまうこともあるでしょう。
しかし、Zaifのコイン積立ならば、一旦計画がスタートすれば、本人の意思とは無関係にドル・コスト平均法の原理に従って投資し続けてくれます。
どうしてもビットコインの価格変動が気になって計画通りに投資ができない、そんな悩みを抱えている人にほど自動的に投資をしてくれるコイン積立はオススメです。
ドル・コスト平均法のデメリット
ドル・コスト平均法を用いることで、たとえ相場が読み辛い展開であったとしても、ただ少額ずつ仮想通貨を購入するだけで、利益を出すことができるというメリットを享受できます。
ただし、ドル・コスト平均法は万能の手法ではありません。デメリットもあるので注意しましょう。
ドル・コスト平均法を用いると、リスクを時間的に分散することができます。しかし、下降トレンドが1年も続くような場面では、時間に関係なく値下がりが起こるため、損失が膨らむことになります。
そしてもう一つのデメリットは、結果が出るまでに時間がかかることです。
ドル・コスト平均法とは、1年から10年という長い期間を通じて利益を出す手法です。そのため、投資家はドル・コスト平均法を用いて投資をすると決心をした場合、どれほど仮想通貨が暴落したとしても、絶対に手放さないという不退転の覚悟を要求されます。
2017年12月、220万円以上あったビットコインの価格ですが、2018年2月には一時60万円台まで暴落しました。
この時、恐怖に駆られて手放した投資家は、きっと大損したと嘆いたことでしょう。
そればかりか、暴落後も積立を行っていれば、価格が回復した分の利益も得られたでしょう。
ドル・コスト平均法は非常にシンプルでわかりやすい初心者向けの投資手法であるのと同時に、もっとも忍耐力を要求される手法でもあるのです。
Zaif以外の積立サービスのある取引所
コイン積立はZaifのサービスなのですが、Zaif以外にも自動的に積立ができる国内取引所はあるのでしょうか?
積立をするだけならば、誰でも行うことができます。しかし、口座からお金を引き落とし、自動的に積み立てを行ってくれるサービスのある取引所は、Zaifを除くとcoincheck(コインチェック)、bitFlyer(ビットフライヤー)ぐらいです。
bit Flyer(ビットフライヤー)ではクレジットカード決済が始まってから積み立てサービスが停止し、(2021年11月現在サービスは再開しています。)さらに、コインチェックに関しても、2018年1月に起きたネム流出をキッカケに、新規ユーザー登録を制限を行っていました。
このように、ビットフライヤーもコインチェックも、自動積立のサービスが行い辛い状況が過去にありました。
そのような事情もあってか、仮想通貨の自動積立を行うのであれば、現状のところZaifがもっともオススメとなります。
※2021年12月現在、ザイフのコイン積立はサービス停止中です。
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コイン積立が初心者にオススメの理由
仮想通貨に限らず、世の中には様々な投資手法があります。そして、コイン積立はその中で最も初心者にオススメの投資手法です。
というのも、他の手法と違ってコイン積立の場合、一旦金額を指定しておけば、相場の高騰や急落などの価格変動を気にせず、ただひたすら少額ずつ投資をすることになるため、金融や投資の勉強をする必要なしに仮想通貨投資を始められるからです。
これがテクニカル分析やファンダメンタルズ分析を用いた投資手法ともなると、チャートや経済指標、要人の発言、経済ニュースなど、様々な事柄に目を配らないとならず、毎日が忙しくなります。
しかし、コイン積立ならば、そういった面倒事をすべて避けつつ投資が行えます。仮想通貨や投資の勉強についても、それほど多くを学ぶ必要がありません。覚えておくべき事は、定期的に仮想通貨を買う、それだけです。
せっかく仮想通貨投資を通じて利益を得ることができても、忙しすぎてお金を使う余裕がないのであれば意味がありません。
コイン積立は、投資による利益だけでなく、お金を自由に使うための時間まで確保できる、非常に初心者向けの投資手法です。